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2017/02/11

マイナビ栗田氏が考える、採用に成功する企業とは

ナビサイト運営者の視点から見た、市場の変化

ナビサイト運営者の視点から見ても、新卒採用市場は大きな変化の時期を迎えているようです。
その変化の内容とは。

わかること

  • ・栗田氏について
  • ・新卒採用市場の変遷
  • ・短期インターンシップの増加

今回は株式会社マイナビ 栗田卓也氏をゲストとしてお招きし、新卒市場の変化ついて伺います。
 


杉浦:皆さんこんにちは。モザイクワーク代表採用学研究所フェローの杉浦です。毎回様々なゲストを迎え、企業それぞれに必要な採用は何かを考えるラーニングメディア採用TV。今回のゲストは株式会社マイナビ、HRリサーチ部長栗田卓也さんをお迎えしてお届けしたいと思います。栗田さん、よろしくお願いします。
 
栗田:よろしくお願いします。
 
【栗田氏について(00:36~)】

杉浦:まず栗田さんのご自身について簡単で結構なので、自己紹介をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。
 
栗田:私は、今はマイナビなのですが、旧毎日コミュニケーションズという会社に入ったのは92年なので、もう24年、今の会社にずっとおりまして一貫して新卒採用のお手伝いを差し上げる部署におりました。その関係で新卒については詳しい部分が多かったのですが、ちょうど2007年ぐらいにマイナビ編集長をやらせて頂いたこともあって、その後2010年ぐらいから今の調査専門で新卒のほうリサーチする部署を立ち上げて、今に至るという経歴になっています。
 
杉浦:編集長だった時代は9年前のことなのですね。
 
栗田:3年か4年近くやらせて頂いて、その間あちこちテレビも出させて頂いたり、普段やれないような体験をさせて頂きました。
 
杉浦:ちょうど私も人事担当として採用担当として駆け出しの頃のタイミングが2007年2008年ぐらいでして、新潟に栗田さんが来られて拝見した記憶を今でもよく覚えています。
 
栗田:お恥ずかしい。
 
【栗田氏について(02:01~)】

杉浦:マイナビさんに名前が変わられてというところがありますけど、今我々もマイナビという言葉を採用だけではなく、いろいろなサービスの場面でお見かけすることが増えてきたのですが、どんどんマイナビさんのサービスが膨らんでいるという気がしていまして、是非事業概要についても少し教えて頂けると有難いのですが。
 
栗田:大元は新卒を含めた就職情報事業の提供からスタートしたのですが、転職アルバイト、派遣というように人材領域の拡充を図ったのと同時に、最近ではウエディングや賃貸、さらにはトラベルといった、生活の中で折々に触れて人生の転機があると思うのですが、そういう転機の中でいろいろと接するサービスというのを各種展開させて頂いている状況になります。
 
杉浦:イメージとして、ここ数年でぐっと拡げられているというイメージがあるのですが。
 
栗田:この10年ぐらいで一気に会社の規模も10倍近くまで膨れあがるぐらいになっていますので、かなり拡大は急速に広げていると自分達も感じます。
 
【マイナビの採用(03:18~)】

杉浦:今日のお話から少しずれてしまうのですが、マイナビさんご自身というか採用数はどんどん膨らんでいる傾向があるわけですか?
 
栗田:今は人数、ちょっと正確なところは把握してないですが、たしか500名とか600名ぐらいを年間で採用しているので、全国の中でも採用数という点ではおそらくトップ2、300の中には必ず入ってくる数になると思います。
 
杉浦:入ってこられた方達がいろいろなサービスに振り分けられていくという。
 
栗田:新しい事業に展開したり、今の就職事業部のほうにも配属になったりするケースもありますけれど、そういう子達の活躍がさらに今の会社を大きくしていることは間違いないです。
 
杉浦:そうなると、入られるマイナビさんの新入社員の方たちも、少しずつ変化があったりしますか?
 
栗田:一番始め、僕らの頃というのは従業員が300人ぐらいの時代でしたので、私は入った時がちょうどバブルが崩壊する直前ぐらいだったんですね。300人ぐらいの会社が100人採用して、この会社は大丈夫かと思った記憶がありますけど。その後しばらくは4,500人くらいでずっと推移はしていました。それが2006年とか7年ぐらいから、事業の展開を拡充していったのと、ブランドを毎日コミュニケーションズからマイナビに変えたりとか、商品名も統一していったりすることで急速に拡大をしていったので、この辺がすごく大きな転換期だったと思います。
昔300人の頃は、どちらかというとマイナビって何の会社、毎日コミュニケーションズって食べられるの、じゃないですけど何を毎日コミュニケーションするんだよという冗談を言うぐらい、入ってくる人達も規模感としてはベンチャーに近いような会社に入るというイメージが近かったのですが、最近はおかげさまで大手に入るという印象で一番始め接してこられる学生が多くなってきたと人事担当が言っていました。
 
杉浦:そうなると毎年栗田さんが入社された当時の人数のそれ以上の方達が、どんどん入られて、文化もやはりどんどん変化されていますよね。
 
栗田:実際そうですね。私自身24年在籍していて本当に同じ会社かなと思うぐらい、文化としてドラスティックに変わっていっている所があると思います。捨ててはいけないところは認識をしているので、お客様に対する信頼は大切にしていこうとか、営業マン自身がきちんとお客様に寄り添う姿勢を忘れないようにしようとか、そういうところは大事にしているところだと思うのですが、それでも最近そういうのを含めてきちんとできているかどうか、内製していく必要性も出てくるぐらい、いろいろ変わってきているところがあるので。そういう新しく成長していく中と、できるだけ忘れてはならないものをきちんと守るというのは、両立が難しいと感じたことがあります。
 
杉浦:今日は栗田さんをゲストにお迎えをして、マイナビさんと言えば私共もいろいろなサービスを利用させて頂いていたり、おそらく見ていらっしゃる会社さんもかなりの会社さんがマイナビというサービスを通して採用活動をされているということで、今日はどちらかと言えば、マイナビさんという会社よりも、全体の採用について少し俯瞰した形でいろいろとお話をお伺いできたらと思っております。
 
栗田:新卒マーケット全体のということ。
 
杉浦:そうですね。ぜひよろしくお願いします。
 
栗田:お願いします。
 
杉浦:今回、大きなテーマとして3つご用意させて頂いております。まず17年卒、18年卒で、来るべき19の採用の編成に関して一つ目お伺いできたらと思っています。2つ目と致しまして、その中でうまく採用できている会社とそうではない会社と、おそらく栗田さんが客観的に見られて感じるところがあるかと思いますので、是非そのあたりを教えて頂きたいというのが2つ目としてございます。最後は、これから企業は採用に対して何をするべきかを是非アドバイスというか提言と言いますか、最後のまとめとしてお届けできたらと思っています。
 
栗田:あんまり偉そうなことは言えませんが。
 
杉浦:とんでもないです。栗田さんだからこその視点があるかと思いますので、是非教えて頂ければと思います。
 
【2017年卒~2019年卒の変遷(03:18~)】

杉浦:まず、最初のテーマではありますけど、そろそろ17年卒採用も目処が立って。
 
栗田:年末に差し掛かりましたので。
 
杉浦:クロージングをしつつ、18年卒が動き始め、早い会社だと来年年明け早々から19年卒がそろそろ動き出す、というところかと思うのですが、ご覧になられて、変遷、17年卒の総括みたいなところと18年卒19年卒の変遷、何か感じるところがあれば是非教えて頂きたいです。
 
栗田:この数年、大きく環境が変わってきたというのを改めて感じています。15年卒の時というのは、スタートが12月で4月選考でしたので、インターンシップも8月の夏の時期だけで終わって12月から本格的な選考だったのですが、16年卒になって、いわゆる3月に広報会社、8月に選考開始になったことで、秋冬のインターンシップが非常に増えてきた、拡充してきたということが、一つ特徴としてあげられると。ただ実際に時期としては、中堅中小企業さんが早い5,6月ぐらいに内定を出して、大手さんが8月に内定を出したので、始まってからは学生さんにとってみると断腸的いうか、長くなってしまって、かえって負担が大きくなったという批判もあったので、17年卒で3月から6月に選考活動を2ヶ月前倒しにしたというのがここまでの流れです。17年卒改めてそういう背景から振り返ってみると非常に短期決戦だったと。賞味企業さんと一番初めに本来であれば広報活動の開始日、3月一日から接触して6月一日に大手企業さんの選考含めて始まるのに、90日ぐらいしかなかったと。そういうことで言うと、ほとんど企業さんを知る機会そのものがほとんどなかった。というのが、17年卒の一番大きな特徴かなと。その結果生まれてきたのが、90日ではうちの会社を知ってもらうことが多分出来ないという企業さんが大変多くなって、秋とか冬、特に時期で言うと12月から1月2月にかけてのインターンシップを実施する企業さんの割合が増えてきた。これが17年卒の一番の特徴かなと思いますね。
 
杉浦:時期的な側面からインターンシップを使って採用活動をしていこうと、インターンシップの意味合いというか、たてつけも企業ごとに代わってきているというのもありますね。
 
栗田:以前15年卒の夏だけの頃って、期間がやはり5日間以上の就業体験を伴うものがインターンシップの定義でしたので、それにある程度準ずる形で実施される企業さん多かったんですけど、16年17年になるにつれ秋とか冬のインターンシップに関しては一番短いのは一日、ワンデイインターンシップと言われるものとか、あとは2,3日ぐらいの短期間のインターンシップが数を増やしていった、拡充していったという感じになっています。
 
杉浦:この流れというのは18年を経て、19年で、もっと先で言えば2020年というところで流れとしてはあまり変わらない傾向が続くのですか?
 
栗田:18年はすでに同じ3月6月のスケジュールで動きますということが決まっているので、今の時点ですでにインターンシップを実施していこうという企業さんは前年よりも高くなっています。うちの方の調査でも増えているので。18はさらにインターンシップが増えると。19年卒以降のスケジュールがどうなるかに関しては、年明け以降に正式に発表になりそうですけど、比較的今の現状を踏襲する可能性が高いのではないかと言われています。やはりインターンシップというそのものが、ある程度広報活動のだいたいとまでは言いませんけど、いわゆる選考とは直結しないものの、世の中にどんな業界があったりとか仕事があるのかを知る機会として、学生さんが活動していくというものが増えていくでしょうし、企業さん側もある程度企業認知を前提としたインターンシップを実施する割合が増えていくだろうと思っています。
 
杉浦:そうなると就労体験という、学生と企業が出会う場に少しずつ目的が変わってきているところがありますね。
 
栗田:就労体験というそのものを捨てるのではなく、そういう機会はそういう機会としてきちんと作ってあげる。これはインターンシップの効果が確実に見込めているので、特に理系の学生さんなんかの場合には事前にインターンシップに行くことで、自分の研究している内容が実際が企業に入った時に生かせるのか生かせないのかとか、そういうことを理解する意味できちんと長期のインターンシップは必要性があると思います。ただ比較的もう一つの部分で学生さんが世の中にどんな産業があるのだろう、どんな業界があるのだろう、どんな仕事があるのだろうという世の中を知る機会としてのインターンシップに関して言うと、おそらく短期間のもので、いろいろなものを回りたいという要望は昔から同じようにあったので、そういうものがもう一つ新しい形として増えていくというのはあると思います。
 
【動画フルバージョンはこちら】

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株式会社マイナビ
HRリサーチ部長
栗田卓也さん

大学卒業後、毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)入社。入社以来、一貫して新卒採用に関わる業務を行う。各種講演にも積極的に登壇している。

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