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2017/03/25

「奇跡のキャリア教育」東洋大 小島貴子氏が考える、若者と女性のキャリアとは 

日本人女性のキャリアとは

小島氏は、日本人女性が歩むキャリアに関する研究を積極的に行なっています。
優秀な日本人女性のビジネスパーソンは一体どこで働いているのか? 彼女らが抱える課題とは?

わかること

  • ・ある企業の事例
  • ・日本人女性のキャリア研究
  • ・人事担当者へのメッセージ

今回は東洋大学 准教授 小島貴子氏をゲストとしてお招きし、日本人女性のキャリア研究などについてお伺いします。
 

【ある企業の事例(00:09~)】

杉浦:そうですね、そういう意味ではなかなか今こう、そこまで採用で特に企業側がそこまでデザインしてなかなか取り組めてないという現状ありますよね。
 
小島:そうですね。私12年になる採用、内定、新人研修、2年目研修、5年目研修までずーっとやってる企業さんあるんですね。上場企業でグローバルな企業なんですけど、ここはやっぱり12年間ほぼ2年に一回、採用のやり方、それから内定者研修、新人研修は一緒にプログラム変えてますね。やっぱり変えていかないと、時代があまりにもスピードが激しくて、変化に付いていけない。採用のやり方ということと、教育の育成っていう部分が一緒になっていかないと、分断はできないとは思いますね。どういう採用の仕方をして、どうやって教育をして、どうやって仕事をさせて、その成長に何が必要だったかっていう検証までやらないと、企業にとって利益を生む人材を育てるとは言えないと思いますね。
 
杉浦:ほとんどの企業がそこは分断されてますよね。
 
小島:現場に任せるわけじゃない。
 
採用の人たちはそこまでやっていきたいんだけど、そこに手が出ないから、そこの現場の中での育成力っていうことと、採用の育成の思いがやっぱりつながっていかないといけないんだと思いますよね。
 
杉浦:そうですよね。結局、OJTという形で現場に行くとおっしゃるとおり人事側からするとなかなかここはもう手を出せない、もうそれは現場で任せてくれっていう話になりますもんね。
 
【日本人女性のキャリア研究(02:02~)】

小島:その結果っていう言い方は変なんですけど、やっぱりもう一つ私が研究している、日本の女子学生が日本の企業の女性社員として、上手く伸びてないっていうことが私の一つの研究テーマなんですよね。
 
杉浦:なるほど。
 
小島:男性はどういっても、結局女性と違って結婚で退職することも無ければ、出産も育児の休暇も取るとかもないじゃないですか。女性はそこに3つくらいのハードルがあるがために、どうしても男性と違って、キャリアパスがつながってないんですよね。なので、今は日本の女性、優秀な女性のキャリアっていう調査をしています。
 
杉浦:具体的にどんな調査をされてるんですか。
 
小島:杉浦さんもおわかりだと思うんですけど、採用テストをすると、ダントツ女性が優秀じゃないですか。
 
杉浦:そうですね。
 
小島:男性を下駄はかせるってよく言いますよね。でも下駄はかせても、男性が何年か経つとちゃんと優秀になっていくんですよね。それが分かるから下駄はかせるわけですね。何で優秀になっていくかっていうと、経験とやっぱりそこのチームの力なんですよね。女性は経験、外との経験が少ない、それからやっぱりなかなかチーム、ビジネスチームの中の中枢に入っていけないっていう企業がまだまだあって、優秀で入ってもキャリアパスが見えてきて、この会社にいても先が見えた、または先が見えないって言って、辞めていく優秀な日本女性が結婚というところに行ってないっていうのは、現実である場合は、どこに行ってんのかなっていう仮設を立てたら、欧米ではなさそうだと、欧米では日本女性が座れるいすは少ないだろうと、そう考えるとやっぱりアジアかなって思って、この4年近く、アジアの色んな国へ行って、活躍してる日本女性にインタビューしていったら、やはりいたんです。この人たちがこれから日本に戻ってくる、日本に戻ってきたときにいかに日本の企業がこの優秀な日本女性を活躍させられるかってことが一つ大きなポイントだと思っています。
 
杉浦:そのアジアの中では特定地域ですとか、国というのはあるんですか。
 
小島:色んな国に行ってるんですけど、2017年3月8日はベトナムのホーチミンでセミナーをやってきました。これから21世紀に国際的なキャリアを積むためには、海外で働きましただけでは日本では良かったね、すごいねという時代は終わりましたよねと、だからこの海外で活躍したキャリアをどうやって日本で更に良く磨くのかっていうことの思考を考えましょうっていうセミナーですね。
 
杉浦:それをホーチミンでされるというのは何か理由があるんですか。
 
小島:それは昨年ホーチミンに行って、研究のためのインタビューをした女性たちが、またやってくださいと言われたのと、そこで何人かの方がどうしても私のキャリアカウンセリングに行きたいっていうことで、日本に一時帰国をされてまで来られたので。
 
杉浦:そのために。
 
小島:そうなんですよ。ならば私がもうちょっとアジアに行って、色んな方のキャリアの支援をできればなというところからですね。
 
杉浦:今後はまたホーチミンから色んな国に。
 
小島:そうですね。これからバンコク、台湾とか、できるだけたくさんの国にお邪魔する予定です。
 
杉浦:そうなんですね。これからの先生の研究テーマはそのあたりに軸を変えて。
 
小島:ダイバーシティっていうのは文字通り多様性なんですけど、多様な社会を理解するっていうことと、多様な社会を上手くね、活用していくっていうキャリアを考えていくっていう方向を私の一つの軸にしたいなと思っています。
  【人事担当者へメッセージ(06:23~)】

杉浦:ありがとうございます。非常にいつもの採用TVとはまた違った視点でですね、たくさんお話しをいただきましたけども、最後に採用TVを視聴していただいている方がですね、企業人事の方が非常に多いですので、是非小島先生からですね、企業人事に向けた何かメッセージがあればですね、いただければと思うんですが。
 
小島:私は企業人事の方は本当に学生をよく見ていただいてますし、反対な言い方をするとですね、学生が好きじゃないと企業人事やってられないと思うんですよね。
 
ただ、是非ですね、自分の会社だけではなくて、色んな企業と海外の企業の採用だとか、少し視点を広げて、(7:11)視点をずらして学んでいただければ面白い人材がまだまだ取れるんじゃないかなっていう風に思ってます。
 
杉浦:ありがとうございました。
 
小島:ありがとうございました。
 
杉浦:それでは今回は東洋大学准教授、小島貴子先生をお迎えしてお届けをいたしました。小島先生ありがとうございました。
 
小島:ありがとうございました。
 
【動画フルバージョンはこちら】


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理工学部准教授/キャリアアドバイザー
小島貴子さん

三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)勤務。出産退職後、7年間の専業主婦を経て、 91年に埼玉県庁に職業訓練指導員として入庁。
キャリアカウンセリングを学び、職業訓練生の就職支援を行い、7年連続で就職率 100%を達成する。
2003年日経ウーマン・オブ・ザ・イヤーキャリアクリエイト部門受賞
国内外の様々な企業で人財の採用から育成のプログラム作成と実施。独自に開発した新しい思考法によりキャリアの多能性を発揮する学習を指導している。
2005年3月に埼玉県庁を退職後、2005年5月に立教大学で、社会と大学を結びつける「コオプ教育コーディネーター」に就任。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 特任准教授。
2012年4月より東洋大学理工学部生体医工学科 准教授。

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