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2016/11/07

ロート製薬が大切にしている採用での「マッチング」の考え方

自分たちの言動と行動のマッチング

「電話エントリー」や「往復ハガキ」でのエントリーなど斬新な採用を行っているロート製薬ですが、その中で意識して大事にしている「言動と行動のマッチング」がもたらす効果とはどういったものなのでしょうか。採用の中で自社をうまく表現するために参考になる考え方を話していただいています。

わかること

  • ・採用担当として気をつけること
  • ・意志のある学生の集め方

今回は新たにロート製薬株式会社 広報・CSV推進部副部長 矢倉芳夫氏をお招きして、
創業100年超の老舗企業が挑む「チャレンジングな採用」についてお話をいただきます。
 

【ロート製薬について(00:31~)】

杉浦: ロート製薬さんといえば、もう知らない人はいないとは思いますけれども、簡単で結構ですので、ロート製薬さんについてまずはご説明をいただいてよろしいですか。
 
矢倉: ロート製薬は会社の歴史がかなり長くて、100年を超える会社ではありますが、今やっている事業は創業時にやっていた薬中心の事業だけではなく、化粧品に拡大したり、農業、再生医療であるとか、とにかく健康と美に関わる領域のことはどんどん新しくチャレンジをしていこうという会社です。古くて新しい会社、そんな感じです。
 
杉浦: 社歴が100年というのは、非常に長いですよね。
 
【採用活動で大切にしていること(01:32~)】

杉浦:歴史のある企業さんでありながら、我々からしますと非常にチャレンジングな採用の取り組みをやっていらっしゃる印象があります。ロート製薬さんといえば、電話のエントリーですとか、往復はがきでの採用とか、いわゆる生でのコミュニケーションを大事にした採用をされているように思いますが、一貫して大事にされていらっしゃること、または常に考えていらっしゃることを教えていただいてもよろしいですか。
 
矢倉: 一般的にマッチングが大事とか、ミスマッチングを防ぎたいという話が結構ありますが、学生と企業とのマッチングというのもあると思いますが、そのへんのマッチングは難しいと思います。そこは努力はしていますが、そこの手法はいくらでも変えていいと思っています。
僕たちが大事にしているのは、自分たちが言ってることとやってることのマッチングです。それはなぜかというと、学生もちゃんと企業を見てます。例えば飲みに行って話をすると、昨日行った企業説明会は「女性がすごく活躍できる会社だよ」と言ってるのに、説明会に全然女性が出てこなかったとか、「型破りな人が欲しい」と言ってるのに説明会がクソつまらないとか、そういうことを結構ストレートに言います。
理想と現実は当然違うと思いますが、自分たちが大切にしていることと、採用の手法というのは、そこは合わせたいと思っていて、そこが結果的に会社に入ってからも違和感を感じないと思うし、自分たちのことなので、それは自分たちの意思があればちゃんとできることだと思っています。
社歴が長いと先ほどいいましたが、結構いろんなことを変えてきている会社です。それは当時の常識、思い込みやあきらめがありますよね。「化粧品はこんなものだ」「妊娠検査薬は一般のお店では売れないんだ」など、そういう常識を本当にそうなのか、もう少し国と戦ってもいいのではないかとか、そういうことを考えて、新しい常識というものはこうではないか、ということをずっと実現してきた会社です。それを説明会だけで語るのではなくて、採用も本来どうあるべきかというのを考えて、それを学生に問いながら、そこに共感してくれる人に来てほしい。そのへんのところはこだわってやっています。
 
【チャレンジングな活動(04:59~)】

杉浦: 言ってることに合わせて、中を変えるというよりも、やってらっしゃること自体がチャレンジングなので、採用もチャレンジングな採用をしていかないと、という発想でしょうかね。
 
矢倉: そうですね。逆にいうと、楽なんですね。自分たちがやってきたことがチャレンジングなので、それをどう正しく伝えるかということに力点を置けばいいので、そういう意味では楽は楽です。ただ、どういう印象を持ってもらえるか、というのも大事なので、電話によるエントリーとか、往復はがきなどで、学生の人たちに感じ取っていただかないといけないので、そのへんは大事にしています。
 
杉浦: そういう意味でも、リアルなコミュニケーション、生なコミュニケーションをとても大事にされていらっしゃるということですね。ありがとうございます。
 
【独自の採用活動の効果(06:00~)】

杉浦:今、お話いただいたところでもありますが、実際にそのような形で採用をされていて、効果というか、どういう学生が集まってくるかという募集の意味での効果もあると思いますし、入社する学生の変化もあると思いますが、どういうところに効果が出ていますか。
 
矢倉: ある意味、多少不便をお互い感じながら採用をやっています。不便というのは、簡単にネットエントリーできないとか、「電話をしてきてちょうだい」といわれてるとか、それもこういう採用についてどうかを話しましょうという、面倒くさいことを問いかけられている。自分だったらどう答えるのか。こんな小さなはがきに、「自分で設問も考えて、自分で答えも考えて書いてきて」といわれてる。ややこしいなと。でも、一度それに答えてみようかなと、そういう意思のある学生たちが集まってくるので、それまで2万、3万、4万というたくさんの人が集まってきたのが、もっと意思のある人たちが集まってくれてるというか、そういうスタートで採用が始まるので、コミュニケーションがすごくいい形でスタートします。
 
【採用メンバーからの反応(07:55~)】

杉浦: 実際に、企業側からすると大変な採用だと思いますが、そういう場合、実際に表に立たれる方たちから反発があるのではないか、と個人的に思いますが、そういうことはございましたか。
 
矢倉: 実はこれはメンバーからの発案なんです。ずっと残業してて、3万人集まってくる人たちをどう減らすか、ということに自分の時間と頭を使っていたメンバーが、本当にこんなことをやっていていいのか、と考えたらしくて、あるとき風呂場で思いついたらしいです。翌日「こんなふうにしたい」と言ってくれて、僕は「一緒に電話を受けてください」と言われて、「じゃ、受けるよ」と、それだけなので、一緒にやってくださいと言われて始めたのがスタートです。
 
杉浦: その話、すごく素敵だなと思います。メンバーの人からの発案ということもそうですし、それをやらせると言うと語弊あるかもしれませんが、やりなさいという矢倉さんのご判断も素晴らしいと思います。
 
【社員の意志を大切に(09:29~)】

矢倉: いくらでも修正はきくと思いますし。それよりも、去年やったことをそのままやったり、他の会社がやってるからそのままやる、ということよりも、どうなるかわからないけど、こっちのほうがいいと思うからやろうという意思のほうが大切だと思うので、そのへんを大事にしています。
 
【ロート製薬の挑戦的な社風(09:58~)】

杉浦: 人と同じことをしないとか、去年よりももっとよくするとか、これは企業としての文化でしょうか。
 
矢倉: 今の常識を疑うというお話をしましたが、どこかであまり考えずに昔の慣習をそのままひきずっているところがあると思いますが、そこをなんとか打ち破りたいです。生活がどんどん豊かになるのはそのときそのときの、今のままで本当にいいのか、と思った人たちが変えていってくれた歴史の繰り返しだと思うので、そういう役割をロートも担いたい、ということがあります。自分たちの歴史を紐解いても、先人たちは同じようなことをやっています。
 
杉浦: それが脈々と受け継がれている、というところですね。
 
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ロート製薬
広報・CSV推進部副部長 
矢倉芳夫さん

85年ロート製薬に入社、広告・営業・広報・通販事業を担当した後、人事の採用・研修の責任者に。2016年より現職。

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