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2016/11/07

ロート製薬が大切にしている採用での「マッチング」の考え方

2017卒採用で感じる変化

これまでと比較して男子学生に自分の意思で考え行動する人が増えたように感じると矢倉氏は語ります。具体的には学生それぞれが40年のキャリアの中でどのようなインパクトを社会に対して与えるかをイメージし、そこから逆算して企業を選ぶようになってきたということです。その変化に伴って、企業は今までのように採用をうまく行うということを考えていてもうまくいかなくなっていくのです。ではどういうことを考え企業は学生の採用を行っていけば良いのか、動画で語る矢倉氏の考えをヒントにしていただければと思います。

わかること

  • ・17年度新卒採用で変わったこと
  • ・企業が魅力を語れる必要性
  • ・社員の副業解禁について

今回は引き続きロート製薬株式会社 広報・CSV推進部副部長 矢倉芳夫氏に採用だけにとどまらず社員の副業解禁についても語っていただきます。
 

【17年度採用で変わったこと(00:08~)】

杉浦: 矢倉さんご自身としては、おそらく採用の現場から少しづつ離れていらっしゃると思いますが、2016年から2017年、まだ17採用が終わっていない会社さんも多いですが、感覚値でも結構ですし、客観的なご意見でも結構ですが、17採用に関して何か感じられたことや変化など、ございますか。
 
矢倉: 僕の肌感覚では、男の子が変わってきたなと思います。女の子は例年しっかりしてるというか、自分の10年先まで考えているというか、ライフイベントが直近に想定されるので、すごく一生懸命考えていますし、入社してからもいいスタートを切るのに対して、男の子は根拠のない、なんとかなるというような気持ちを持っているというか(笑)僕も学生のときはそうでしたが、あまり将来のことを考えていないというか、それが良くもあり悪くもあり、ということがありましたが、最近は考えているなと思います。
直近のことというよりは、自分がどういう形で社会と繋がりたいのか、そのための第一歩で何をするべきかとか、そういうことを考えている学生が割と多いです。最近また研究所推薦も復活したということがありますが、あれもせっかく教授が推薦しているのに、「僕、そこに行きません」という学生が多くなったと聞いてます。推薦に従って早く決まった学生も、すぐ研究に戻りたいとか、学生の間にアフリカに行っておきたいとか、早く決めてあとは大人が決めたレールに従って考えずに過ごすというよりは、自分の意思で考えて就活したり、今後を考える学生が増えてきているなと感じます。
企業側も、採用を上手にするということではなく、これからの日本を自分たちがなんとかするんだという気概を持っている学生に対して、自分たちはどんなことができるのか、活躍できる場所をどういうふうに提供できるか、そういうことを考えながら採用したり、企業の立ち位置によって、いろいろ考えることが今まで以上に増えてくるのではないかと感じています。
 
杉浦: ある意味頼もしくもあり、一方で企業側自身も変わっていかなくてはいけないという事実もあり、だんだん採用が難しくなっていきますね。
 
矢倉: どれぐらい模範になれるか、一緒にやりたいと思ってもらえるか。そういうことが大事になるかと思います。
 
杉浦: 今までのように採用する側、される側という立ち位置が崩れつつあるなというふうにも感じますし。ある種、受ける側にも選択権があり、彼らがもっともっと考えるようになってくれば、自分に合わない会社は受けないという選択もするようになってくる、というところですね。
 
【企業の魅力づくり(04:21~)】

矢倉: まずは来てもらわないといけませんが、そもそも来てくれないというところになってしまうと、お互いによくないので。そのためには、自分たちが魅力のある仕事の機会や、これからの夢をしっかりと語らないと、これからを考える学生には魅力的な会社にならないなと思います。
 
杉浦: 採用がもっとこれから本質的になっていくのかなと。とにかく集めるというところから、いかに自分の会社そのものをよくしていくか、ということにシフトしていかないと。いい加減、人が集まらなくなるという現実が変わらないですよね。
 
【副業解禁について(05:16~)】

杉浦: あと、ロート製薬さんといえば、採用から話題がはずれますが、我々人事業界の中で話題になったのが、副業解禁の話がございましたが、この点について内容と導入の背景を教えていただいてよろしいですか。
 
矢倉: 採用のやり方を変えたのもメンバーの発案といいましたが、これも若手の発案です。ARK(アーク)という活動がありまして、明日のロートを考えるというベタなネーミングですが(笑)ARKという活動の中で、自分たちはどんどん新しい価値や商品を作り出しているけれど、働き方は昔のままでいいのか、ということで、もっともっと働き方を変えなくてはいけないのではないか、という提案があり、こんな制度作ったらどうかなど、たくさん提案をもらいました。
その中で、人事があとは考えろということで、その提案を受けて、僕たちがそのうちどれを選択してトップに提案するかという立場でありましたが、これから新しい価値を創っていくためには、部門を超えてとか、会社の枠を超えて、ということをやっていかなくてはいけないと思いました。
ロートは、実は1,500人ぐらいの会社です。1,500人ぐらいの会社が本当に社会を変えられるのか、というと、たぶん、変えられるし、変えられない。それはどういう意味かというと、1,500人が自分たちだけで何もかもやってしまおうと思うと、微々たるものになるので変えられないと思いますが、自分たちがやりたい社会の課題であるとか、これからもっとこうあるべきだというものをしっかりと提示しながらパートナーを見つけ出して、いろんな大学、企業、地域の人と組んでやることは大事になってくると思うし、それを実際にやると1,500人の規模でもできると思っています。
それをやってきた自負はありますが、それを考えたときに、副業というのはすごく大事というか、「新しい価値を生み出すためにいろんな人と組んでやっていきましょう」と言いながら、「でも副業はダメだ」とか、「プライベートの時間で稼いではダメだ」というのは、ちょっとどうかなと思いました。その制約を取り払って、自分が社会のどういう場面で、どういうやり方で貢献できるのか、ということを自分で考えて行動するのは大事だと思いますし、そういう働き方を大事にしてますよ、ということで、企業のことも伝わると思います。
そういう意味で、副業というのは当たり前のことですが、自分の可能性を一つに決めるのではなくて、二つ、三つあるのではないか。内なるダイバーシティというものを自分で考えて行動するのは、すごく大事なことだよというアナウンスは大事ではないかと思い、そういうスタートを切りました。
 
杉浦: 若手の発案という話がございましたが、社内の反対はありませんでしたか。
 
矢倉: 反対、ないですね(笑)うちのことだから、やるんだろうなと。割と、新しいことをやるにあたって、そういう事例を話すと、他の会社さんからは「経営トップが反対するんじゃないか」「現場はそんなものうまくいかないよ」などとよく聞きますが、実はそうでもないです。むしろ、同じことばかりやってたりすると、いつまでやってんだとか、人事は新しいこと考えないのかとか、そういうことになりますので、むしろ「ようやく言ったな」という感じではないかと思います。
 
【動画フルバージョンはこちら】


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ロート製薬
広報・CSV推進部副部長 
矢倉芳夫さん

85年ロート製薬に入社、広告・営業・広報・通販事業を担当した後、人事の採用・研修の責任者に。2016年より現職。

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