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2018/02/21

採用ブランディングのプロが語る「幸せな働き方のポイント」【前編】

「志」と「幸せな働き方」

今回のゲスト、株式会社パラドックス 代表取締役社長 鈴木猛之氏は、「志」をキーワードに企業のブランディングに関わっています。
多くの企業に関わってきた鈴木氏が考える、幸せな働き方とは?

わかること

  • ・志のブランディングとは
  • ・幸せな働き方のポイントとは

ゲスト:株式会社パラドックス 代表取締役社長 鈴木猛之氏
聞き手:株式会社LeaGLO 代表 採用ブランディング・ディレクター 上田浩史氏

 


上田:皆さんこんにちは。成長企業の採用支援を情熱を持って取り組んでおります、株式会社リーグロ代表の上田と申します。私のコーナーでは毎回旬なゲストの方をお迎えして志ある採用のあり方ということをお伝えしていきたいと思っております。今回のゲストの方は、私が長年お世話になっております株式会社パラドックス代表取締役の鈴木猛之さんにお越しいただきました。こんにちは。

鈴木:こんにちは。

上田:今日、東京からお越しいただきましてありがとうございます。今回は採用tvということで、今、採用の要は世の中の変化が激しい中であらためて採用のあり方ということを採用tvを通じてお伝えしていただきたいと思うんですけども、まず初めに会社と、そして鈴木さんの自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか。

 

【鈴木猛之氏について(01:10~)】

鈴木;私、パラドックス代表取締役の鈴木猛之と申します。皆さん、初めまして。私、経歴のほうは簡単に言いますと1992年にリクルートという会社に入社いたしまして、9年ほど人材採用の広告の製作のほうを手掛けておりました。例えば人気企業ランキングとか当時結構もてはやされてましたけども、その順位をどう上げていくかですね。そういうような動きのイメージづくりみたいなところをいろいろとお手伝いしていたわけなんですけども、それから9年ほど勤めましてから株式会社パラドックスを創業いたしまして、採用のみならずその企業全体のブランドづくりのお手伝いのほうを、今手掛けさせていただいております。

 

【志のブランディングとは(02:03~)】

上田:鈴木さんのほうはブランディングの中でも、志をブランディングをするっていうことで、世の中のブランディング会社とまた違う立ち位置で、志というのをキーワードにメッセージを発信してらっしゃると思うんですけど、あらためて志をブランディングするっていうことはどういうことなのかっていうのを、まず初めにお伺いしたいんですけども。

 

鈴木:はい。私はリクルート時代からさまざまな経営者の方にお会いする機会がありまして、その頃に非常に魅力的な経営者の方にたくさんお会いすることができまして、その人たちが本当に皆さんに一人一人が使命感を持って、世の中で活躍されているっていうことを非常に勉強させていただいた経験がございます。やっぱりそういう魅力的な方々っていうのが少なからず世の中にいるっていうところはすごく感銘を受けまして、こういう人たちが世の中にどんどん増えていったらいいなとか、あとそういう思いを持った企業がもっともっと増えていくことによって、世の中もっとよくなっていくんじゃないかというような思いを持ちました。それでそういうところをもっともっとクローズアップして、ビジネスにできないかなと思いまして、やはり人間も企業もそうなんですけども、生まれてきた意味っていうことですね。使命であったりとかなんのために存在しているのかっていう存在意義でしたりとか、そういうものを明確にしてそれで世の中に貢献していくっていうことが、非常にやりがいであったりとか独自のファンづくりであったりとか、そういうところで非常に有意義に生きていくっていうことですね。もちろん経済活動、企業活動をやっていくのも非常に重要だなと感じまして、やはりそういうような思いみたいなものをいかに伝えていくかとか、あとそれが曖昧な人や企業に対して明確化していくっていうのをお手伝いしていくということで、より幸せに生きていく人や企業っていうものが増えていったらいいんじゃないかなと。そういう思いでビジネスをやっております。

 

【幸せな働き方のポイントとは(04:11~)】

上田:すごい素敵な考え方だなと。私自身も共感をさせていただくんですけども、幸せな生き方ってなかなか今、日本の幸福度がこれだけ先進国の中で、幸福ではないとか何か命を自分で絶ってしまうとか幸せに生きるって意外と難しいんじゃないかなと思うんですけど、その中で企業も人がつくっていうことで人もそうですし、企業っていうところも幸せになりたいけどもなかなかなり方が難しいんじゃないかなと思うんですけど、そこってどういうふうに幸せになりたいとか、企業でいくと働き方革命とかで、より従業員のESという顧客満足度も大事ですけど、要は従業員満足度って高めるために幸せな働き方とか生き方をしてほしいって望んでいる企業も個人も多いと思うんですけど、その幸せな働き方をする上でのポイントみたいなのってあるんでしょうか?

 

鈴木:やっぱり日本はほかの先進国に比べて、一人一人の自己肯定感が薄いというような。自信が持てないとか。その自信っていうのはどっから出てくるんだっていうようなところを考えますと、やはり一人一人の自分が本当に世の中に必要とされてるかどうかっていうところへの実感っていうんですか、それがやっぱり大きいのかなというふうに思っています。やはりそれは今、僕らが去年から就活のラウンジみたいなものですが、学生が集まるようなそういうところも始めてまして、そういうところで非常に学生の方とコミュニケーションとるケースって多いんですけれども、彼らいろいろお話聞いてもそういうようなこと結構、なかなか自分に自信が持てないとか自分らしさがよく分からないとか、そういうようなところで悩んでる学生がすごく多いと思います。これはもっと元をたどると日本の教育問題みたいなものにも結構関わってきてまして、今、特に上位校って言われる学生ほど、偏差値教育の中で浸かってるわけですから、そういうことでいきますとなんために勉強するのかとか、与えられた問いに対して答えていくっていうことは、皆さんすごい訓練されてるんですけど、自分はなんのために勉強してるのかとかなんのために生きてるのかとか、人間とはなんのなのかとかそういう根本的な生きていく上での問いみたいなものが、なかなか行われていないというところで、そういう意味で言うとそれも一つの目的意識だと思うんですよ。ブランディングっていうのは何かと言いますと、その目的を明確にするということだと思います。一言で言うと思ってましてなんのために企業が存在しているのかであるとか、なんのためにその人が生きているかとか、その目的の部分をより深く掘り下げて、それを言語化していくイメージにしていくっていうのが1番大事なことだと思いますよね。例えば企業に置き換えますと企業でもやっぱり、いろんな業種、職種あると思います。でもその、業種、職種っていうのはそれは目的ではなくて本来は手段なんですよね。それが目的化して伝えられている、なので、実は本来の目的は世の中にこういう価値を与えたいとか、人々とこういうふうにしていきたいんだというような目的が多分あるはずなんですけど、そのためにこういう職種がある、業種がありますというところをしっかりと分けて、この目的はなんなのかっていうところでその価値観の部分を、しっかり企業の方を明確に企業の方としていくと。それを学生に伝えていくわけですね。そうすると結局優秀な学生って意義だったりとか、もちろん具体的な仕事内容もありますけど、その仕事の大義みたいなところに惹かれる学生が多いんですよね。

 

上田:そうですよね。最近アメリカでもミッションドリブンという、今までってサービスであったりとかプロダクトの興味で入ってたものが、やっぱり社会課題とどう接続してるのかっていうのを見て、ベンチャー企業とか会社を選んでるっていうふうな、そういうふうなデータも出てるっていうのが。やはりこれが、日本の学生も、僕も学生と会うこと多いんですけど、今、鈴木さんのおっしゃるとおり、そういうちょっと変わってきてますよね。自分の成長したいっていうところの思いが、もう少し社会の課題をどう解決をしたいのかとかっていうふうに、僕も少しずつ変わってきてるんじゃないかなと思うんですけど。

 

鈴木:そうですね。意識の高い学生さんたちはそこに結構気づいている学生もいますけども、大半の学生がもっともっと保守的なのかなというふうに思ってまして、それはやっぱり先ほどのように自分に自信がなかなか持てないっていうところの裏返しでもあるんですけども、例えば大手企業であったりとか有名な企業であったり、あとは人気業種、職種みたいなものであったり、周りの人がみんないいねって言うようなそういうものに惹かれてしまうと。寄らば大樹の陰じゃないですけども、そういうところに属するみたいな感じで、就職を選んでしまう学生さんも結構いると。僕らは思うのは、結局価値観と価値観のマッチングだと思ってまして、やっぱり学生も1人として同じ学生はいない。という同様に企業も一緒として同じ企業はないわけですよね。これは恋愛とかに例えるともっと分かりやすいと思うんですけれども、やっぱり結婚っていうものも優劣ではないですよね、相性というかそういうところで価値観の合う人たち同士で結婚するっていうのがあるんですけど、そちらに近いと思うんですよね。でも学生はずっと偏差値教育で来てますから、やっぱりあの大学よりあの大学が偏差値が高いからあそこに行こうと。そういう感じがすりこまれているわけですよね。

 

上田:そういう意味では企業もそういう選び方しかないってことなんですよね。

 

鈴木:企業も人気企業ランキングっていうのが大学のランキングと同じような感じであって、じゃああの人気企業ランキングの10位の会社よりは5位の会社に行きたいよねとか、そういうような感じで選んでしまうんですけど、実はそこでその人の価値観と本当にドンピシャ合うのかどうかって言うと、そこはまた別の話かなと思ってます。もちろん上田さん、プロなんでご存知だと思いますけれども、大体新卒って入社して3年で3分の1辞めていくって言われてますよね。これはやっぱり相性が合わなかった結果だと思うんですよね。なので、そういう意味では僕らは企業規模と知名度関係なく、しっかり企業の価値観を明確にブランディングしていくことによって、もうちょっと学生側も自己分析等をしっかりさせて、自分とは何者なのかっていうのをある程度磨いた上で、本当に相性のいいマッチングをしていくことによって、より企業に対してふさわしい人材とれるってなりますし、人材のほうも本当に自分にふさわしい企業っていうところで、結局もっとも成果がお互い上がるし成長スピードが上がるというようなマッチングをしていきたいっていうのが僕らの狙いなんですよね。

【後編に続く】

 

【動画フルバージョンはこちら】

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株式会社パラドックス
代表取締役社長
鈴木 猛之さん

1969年福岡県生まれ。大学を卒業後、株式会社リクルートを経て、パラドックス・クリエイティブ(旧社名)を設立。「志の実現を応援する」というミッションを掲げ、企業のブランディングや、コンセプトメイクからプロモーションなどのクリエイティブを手掛ける。ロンドン国際広告賞ファイナリスト、N.Y.タイポグラフィックディレクターズアワード入賞、TCC審査委員長賞などを受賞。

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