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2018/02/21

採用ブランディングとパーソナルブランディング【後編】

採用と個人のブランディング

採用ブランディングをより効果的に行うために、鈴木氏が必ず行うことがあります。
それは一体何なのか。
パーソナルブランディングについてもお話を伺いました。

わかること

  • ・採用におけるブランディングとは
  • ・パーソナルブランディングの重要性
  • ・鈴木氏にとって採用とは

ゲスト:株式会社パラドックス 代表取締役社長 鈴木猛之氏
聞き手:株式会社LeaGLO 代表 採用ブランディング・ディレクター 上田浩史氏

 


【採用におけるブランディングとは(00:00~)】

上田:その中で私も非常に勉強になるんですけど、特に学生側を急に変えることってなかなか難しいと思うんですよね。そういう意味では特に採用において、今回、志ある採用のあり方っていうところで、企業側が採用において、よりブランディングをしていって、ただ採用するだけじゃなくてそこで教育的な要素というのが、非常に重要だと思うんですけど、今、世の中の採用ってとこで結構How toサービスが出ている中で、パラドックスっていう会社はブランディングという、より大きな概念を世の中であったりお客様に提供していらっしゃると思うんですけど、採用のブランディングってどういったことが重要で、その中でもポイントにおさえるべき、人事の方たちとか、経営者の方々がおさえるべきポイントって何かあったりするんですか?

 

鈴木:そうですね。採用におけるブランディングっていうところでいきますと、これも先ほどの企業ブランディングと同じなんですけれども、やっぱりその仕事の意義ですよね。それをしっかり明確化する。そのためにはやはりしっかりと情報収取するっていうことが大事です。企業のいろいろな方からお話をお伺いして、それをしっかりとまとめていくというところで、その会社の実像みたいなものをしっかりと僕らのほうで引き出していくっていう作業をやってますと。その場合はもちろん経営者の方からお伺いすることも大事ですし、現場の活躍してる方々とかそういう方にもどういうことをやりがいにして働いてらっしゃるのか、そういう部分をしっかりと聞いて、結局この会社で働く意味ってなんなの?っていうところを、このキーワードを紡いでいくって言うんですかね。それがすごく大事になってくると思います。1回それを集約させた上でそこを全体に波及さしていくと。なので、例えば私のお手伝いしてるお客様、いろいろありますけれども、例えばある外食産業さんで言いますと、そこは居酒屋さんなんですよね。居酒屋さんで産地から直送した新鮮な素材でおいしいものを提供していくっていうのが売りなんですけども、単純に居酒屋さんっていうふうに言ってしまうと、なかなか人気業種とは言いづらい部分が。

 

上田:逆に業種としては学生からするとあまり人気ではない。

 

鈴木:非常に素晴らしいビジネスやられてるんだけども、いわゆる先入観とか世の中の常識みたいなもので学生は左右されてしまうんですよね。その企業いろいろ掘り下げていくと、その企業本当にやりたい意義ってなんなのかって言うと、産地の人たちの思い、そういうようなものもダイレクトに消費者に伝えていくというような、流通のあり方を変えていこうと。

 

上田:普通であれば間に加工とかいろんな。

 

鈴木:そうですね。そこの思いもそのまま伝えていくっていう、ダイレクトに繋げる、繋ぎ方っていうことをイノベーション起こしてる会社だっていうことが分かってくるんですよね。そうするとある意味社会変革を起こそうとしてる会社であるというところを、一つのキーワードに、そのときは僕たちは伝えることにハングリーって言いますか、そのキーワードつくったんですけどもそのキーワードにそって、いろんな採用の面接のあり方だったりとか、もちろんメッセージのあり方もそうですし説明会のあり方ですか。そういうの全部編集していくんですよね。統一感を持たせて編集していくことによって、一つの世界観をつくれると。なので、僕らのほうでブランドストーリーって言いますけれども、まず一つの会社の意義みたいなものをストーリーにします。それはキーワードとストーリーっていうものを一つつくります。それをつくった上で今度は世界観、これは本当に空間であり人とのリアルなダイレクトコミュニケーションであり、メディアでありっていろんなものがありますけども、そういう一つの世界観として統一感を持たせて繋いでいくと。そういうふうにして採用のブランディングっていうところが、徐々に徐々にできていくっていう流
れですね。

 

上田:なので、そういう私なりの解釈でいくと、やはり多くの企業の採用を支援されている企業ってサイトがつくれますとか、インターンがつくれますとか学生の母集団を形成できますって、結構それぞれの点で得意としてる企業さんが多い中で、パラドックスがやってることっていうのは、初めの要は誰に何をという、誰に対してどんなメッセージを伝えるのかって、企業のらしさっていうとことの入り口から最後の最後まで伴走しながら、要はオンラインでいくとそれWebであったりとか、動画とか、そういうクリエイティブなところも含めてっていうことを、オフラインでいくとインターンとか説明会とか設計っていう、両方をすべてワンストップでできるっていうのがこの採用ブランディングの、ストーリーであるっていうことは非常に大事にされていらっしゃるというのは、独自性とか多くの企業さんからお問い合わせとか引き合いがあられるっていうことですが、そこの大事さっていうのを気づき始めてるんですかね?

 

鈴木:そうですね。やはりそれぞれいろいろな採用のためのツールっていうか、手段はありますね。ただ僕らはやっぱり大事にしたいのは目的ですよね。なんのためにそれをやるのかっていうところであったり、全体のストーリーであったり、そういうような根っこの部分をまずしっかりとつくっていくことによって、どういう手段でどういうふうに組み合わせていくのか、それぞれの手段をどういうふうにチャレンジしていくのかっていうところが決まってくると思うんですよ。これも本当に今、世の中の社会課題全体に言えることなんですけど、やっぱり目的がないというか目的不在みたいなそういう世の中になってる部分もあるので、やはり非常にその部分から採用も本当に、やっぱり人事の採用担当者の皆様非常に日々苦労されてると思いますし、採用課題みたいなものがこういう時代は何名採るんだみたいなものが、目標としてあると思うんですけども、それはあくまで目標であって目的ではないので。

 

上田:そうですよね。先ほどパラドックスがやってる企業のブランディングっていう、その企業がなんのために存在するのかっていうとこと、そのミッションの先にあるビジョンを達成するために要は人を採用するっていう、ここ同士を集めるっていうそのためですもんね。

 

鈴木:なので、そういう意味で言うと自分たちの目的、企業の目的、ビジョンなんなのかミッションはなんなのかっていうところを、しっかりと理解していただいてそこに必然性みたいなのを感じていただいて、本当にそれははらおちした学生に来てもらう。中途採用は社会から来てもらうっていうことが非常に幸せな、お互い幸せな就職のかたちになっていくんじゃないかなと思っています。なので、そこをはずして単純に頭数だけ合わしていくとかっていうことを、もししたとしても続かないとかなかなか後々不具合が出てくると思いますし。なので、そこをしっかりとブランディングしていくっていう。それから実際入社した方が今度は社内で活躍しやすくなっていくような、社内のムードづくりを、ここもまたブランディングが必要と。

 

上田:すべてにおいてブランディングが必要だということですね。

 

鈴木:すべてにおいてなんのために働いているのか。なんのためにこれをやってるのかっていうところをしっかりと納得して、成果を出すっていうところを丁寧に1個1個積み重ねていくことによって、最終的には企業のビジョンが実現すると。そういうような流れをつくっていくっていうのが本当のコーポレートブランディングになってくるのかなと思います。

 

【パーソナルブランディングの重要性(08:13~)】

上田:あともう一つのテーマとして、対企業側のお話をしていただきましたけども、学生向けのパーソナルブランディングという領域もパラドックスが、昨年から強化をしていらっしゃって、一緒にビジョンズラウンジっていうものを鈴木さんと昨年から志を共にご一緒させていただいてるんですけども、やっぱりそのパーソナル、企業側のコーポレートブランディングとか、同士集めの採用ブランディングという大事な中で、最後、要はパーソナルブランディングということの重要性とビジョンズラウンジってものを、なんのために鈴木さんがパラドックスが、立ち上げたのかということも最後お聞かせいただきたいんですけども。

 

鈴木:そうですね。パーソナルブランディングっていう領域というのは、これまで僕らも4、5年間までは企業のブランドづくりっていうところでBtoBのビジネスを手掛けてきたんですけども、これも変な話自社のブランディングの話になってくるんですけども、じゃあパラドックスという会社のミッションってなんなのっていうふうに考えたときに、やっぱり僕たちは例えば企業のメッセージをつくったりとか、いろいろストーリーをつくったりはしてるんですけれども、本当にやりたいことっていうのは、やるべきことっていうのは志の実現に貢献していきたいということなんですよね。その志の実現に貢献したいっていうのは何かと言いますと、やはり一人一人が自分が生まれてきた意味を語れる世の中をつくるということなんですよ。なので、そういうふうに解釈していくと単に企業だけお手伝いするんじゃなくて、一人一人をパーソナルに個人に対してお手伝いしていくことも必要なんじゃないかと。その両輪ですよね。っていうところで自分がなんのために生きるかっていうことを考えるタイミングっていうと、人生いくつかあると思うんですけど、一つ就職するっていうですね。

 

上田:1番始めですよね。私も振り返って例えば結婚とか子どもができるとかっていうところがあるんですけど、やっぱり社会人になるまでのここが私も人生の大きなターニングポイントだと思うんですよね。

 

鈴木:なので、そこが1番入りやすいというかみんなの心に入ってきやすいタイミングだと思うんですよね。なので、そこの機会っていうかそのタイミングで、学生に生きることはなんなのか、自分らしさとはなんなのか企業の選び方とはどういうことなのかっていうような、一つのフレームを提供してあげるということで、意外と学生ってそういうことを考えてきたことがあんまりなかったっていう学生が多いんですよね。

 

上田:たしかに学校がそういう考えさせる機会だと正直思います。キャリアデザインっていうのはあるかもしれないですけど、ライフデザインとか学校の先生たちが問うことって、そういうきっかけってほとんどないのかなと思うんですけどね。

 

鈴木:そうですね。やっぱり本当にテストの点をとることに追われてるということになりまして、なので、やはりそこで本当に人間として大事なことはなんなのかっていうのを、初めて考える機会になるんじゃないかなと。それによってそういうフレームを持って社会に出ていくっていうことが僕はすごく大事だと思ってまして、それでやっぱり最終的には自分の使命であったり自分にしかできないことっていうのをみつけていく。いろいろ苦労もしながらだと思いますけど、自分を磨いてそういうところに到達することによって、本当の幸せっていうのは手に入るんじゃないかなというふうに思います。なので、そういう意味でタイミングとしては就活の時期。今、大阪の梅田と沖縄のほうにつくってますけれども、沖縄も非常に土地柄、なかなか就職口が少ないというところもありますし、あとは地域格差ですね。なかなか賃金もあまり高くないというところもありますので、そういう意味で言うと、学生が本当に自分が働くべき企業ってなかなかみつけにくい状況があるんですよね。

 

上田:これって社会問題ですよね。

 

鈴木:そうです。社会問題ですね。なので、そこをまず、東京であったり大阪で都市部は非常に求人倍率も上がってますし、人が全くとれない状態が続いてますので、そこで価値観と価値観のマッチングするということによって、幸せな就職っていうものをしっかりつくっていくというような意味があるのかなというふうに思っております。ちょっともう少し広げて話しますと、本来はもっと小さい頃から生きる意味みたいなものを考えていったほうがいいと思うんですよね。

 

上田:僕もそう思います。

 

【アトリエ教室を開設(12:49~)】

鈴木:これも昨年から始めたビジネスなんですけども、東京の目黒のほうにアトリエ教室を1個つくりました。これは本当、2歳児から受け入れる、例えばなんでも、絵をかいたり工作をしたり、ものをつくっていくそういう教室なんですよね。今、結構不登校児みたいなのも増えてますよね。学校に行けない子、やっぱり自分に自信が持てないということが本当に根っこの問題として多いんですけども、そういうところでまず自分を表現してく。そこのスクールのポイントは課題が与えられないことなんです。

 

上田:すべてが課題だらけの今、世の中ですけど。

 

鈴木:そうです。基本的に塾とか行くともちろん問題を解くっていう課題があるんですね。答えがあって。そういうのじゃなくて自分が何をつくるか、ゼロからそこを発想していくと。それをかたちにする手助けを、そこには東京芸大の学生がアルバイトで来てるんですけど、手助けをして自分の本当につくりたかったものがつくれる。かたちになることによってすごく自信が湧いてくるというか、ものを生み出す喜びだったりとか。じゃあ次もっとこんなものつくってみたい。こんなものつくってみたいっていうふうな、自分の中で発想が生まれてくる。そういうようなところを教育していこうとしてるんですね。それによって僕らは最終的にはチャレンジすることの喜びだったりとか、それからその先にある自分らしさっていう探求だったりとか、本当に自分ってこういう人間なんだっていう自分自身を知る作業だったり、そういうことも含めながらそういう作業をどんどんどんどんやっていくと。それによって本当に目的意識をしっかり持った人材だったりとか、志を持った人材だったりチャレンジしていくことを是とする人材。これって日本には本当にもっともっと必要になってくると思いますので、そういうような人々を増やしていきたいなっていうのが思いとしてありますね。

 

上田:企業にいらっしゃる方々のコーポレートブランディングっていうことは、そこで働く方々の生きがいとか働きがいをつくっていきながら、若者、学生というところの社会に出る入り口の、若者のらしさであったり価値観であったり生き方っていうところも伝えていきながら、さらにたどれば子どもたちっていうところでいくと、やっぱり小さい頃から社会人まですべてのパーソナルブランディングっていうところをパラドックスが関わって、皆さんが働く意味とか生きる意味っていうものをブランディングっていう、が1番初めにお伝えした志のブランディングっていうところに繋がっていくっていうことですね。

 

【志のブランディング(15:33~)】

鈴木:そうですね。ブランディングって最近ちょっと、流行り言葉にもなりかけていますけども、僕らは本当にものを単純に綺麗に見せるとか、そういうようなファッション的なブランディングではなくて、やっぱり人や企業の本質みたいなものをしっかりと掴み取って、それを表現していくインサイドアウトの発想のブランディング、これがすごく大事かなと思いますし、やはり自分を着飾っても中身が出てしまいますから、そういう意味ではその人の本質っていうところをよりしっかりと魅力的に伝えてあげるというほうが、特に働くっていうところで、単純に商品を購入するっていうところではそこまで問題にはならないかもしれないんですけども、就職っていうそこで長年働いていくわけですよね。っていうことでいくとそこまで深く掘り下げたコミュニケーションをとっていくっていうことは非常に大事なんじゃないかなと思ってます。

 

【鈴木氏にとって採用とは(16:31~)】

上田:鈴木さん、ありがとうございました。最後に鈴木さんにとって採用とは。ちょっと今日、ブランディングの話と大義の部分からお話をいただきましたけど、この採用tvで最後に聞いてるのが、鈴木さんにとって採用とはどういうものなのかっていうことを一言お答えいただいて終了したいなと思います。

 

鈴木:採用って言いますと本当に人を採るっていうような感じなんですけども、僕はやっぱり人間が本当に大事にしなきゃいけない。僕らも親がいるからもちろん生まれてるわけですし、親はその親がいるか生まれてると。ずっと脈々と先人たちがいろいろ学んできたことを、僕らは受け継いできてるわけだと思うんですよ。それでいきますと企業もまさしくそうでして、企業のこれまでいろいろ培ってきたものを、誰かに渡していくっていうことなのかなと思ってます。なので、人がそこに入ってくる、入ってくることによってその人がまた学びを得て、次はこの人が今度新しく人を採用して育てていく側に回っていくという、そこを綺麗に繋いでいくことかなと思うんですよね。なので、その一つの接点が採用ってことにはなってくると思うんですけども、それぐらいの大局的な視点を持って人を採用して育てていくっていうような、これは本当に今、少子化問題とかもありますけど社会問題ですよね。結婚する人が少ないとかいろいろ問題はあると思うんですけども、そこもやっぱりそれぐらいの観点でずっと。

 

上田:大事なものを繋いでいくっていう。

 

鈴木:はい。受け継いでいくっていうことの大切さって言うんですか、僕らの代だけでそれは一存では決められないことだと思うんですよね。

 

上田:未来に対してどう大事なものを残していくかっていうところまで考えることが大事なんですね。

 

鈴木:そこまで考えて採用を今何するのかっていうふうに考えていくべきなんじゃないかなというふうに思いますね。

 

上田:今回は株式会社パラドックス、代表取締役、鈴木猛之さんにお越しいただきました。本当に今日はありがとうございました。

 

鈴木:ありがとうございました。

 

上田:それではまた次の配信でお会いしましょう。

 

【動画フルバージョンはこちら】

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株式会社パラドックス
代表取締役社長
鈴木猛之さん

1969年福岡県生まれ。大学を卒業後、株式会社リクルートを経て、パラドックス・クリエイティブ(旧社名)を設立。「志の実現を応援する」というミッションを掲げ、企業のブランディングや、コンセプトメイクからプロモーションなどのクリエイティブを手掛ける。ロンドン国際広告賞ファイナリスト、N.Y.タイポグラフィックディレクターズアワード入賞、TCC審査委員長賞などを受賞。

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